ヘルシンキの毛皮オークションで購入したSAGAのフィンラクーン。日本のタヌキやチャイナラクーンと比べると大判で、毛足も長く、毛量があり、品質も上。タヌキの中では最上級品です。
ラクーンと付きますが、これはイヌ科のタヌキ。ラクーンはアライグマ科のアライグマ。似てはいますが全くの別種ですのでお間違えなく。
ワイルド感溢れるその色味は、男らしく潔い印象。全身に渡って毛の濃淡が楽しめます。毛質はやや硬めでも、滑らかなシルキータッチには驚かされます。見た目とは裏腹なサラサラとした肌触り。フォックスよりも品質の高低がわかりやすく、サラサラ感や綿毛のボリュームなど、雲泥の差が幅広い素材でもあります。フード周りやカフス、カラーなどのトリミングに使われているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。